茶葉の香りを引き出す『萎凋』という工程

茶葉の香りを見極める、萎凋という仕事

茶摘みを終えた茶葉は、適切な温度と湿度のもとで、均一に広げられます。

これは、茶葉の中の水分を調整し、その後の発酵を促すために欠かせない工程で、「萎凋(いちょう)」と呼ばれています。

茶葉の状態に合わせて、室内の温度や湿度を細かく調整しながら、最適な環境をつくっていきます。

特に夜間は、茶葉から立ち上る香りを頼りに、その発酵の進み具合を見極めます。

温度、湿度、時間、そして香り。

ほんのわずかな違いが仕上がりを左右するため、茶師は一晩中、茶葉と向き合い続けます。

少しでも判断を誤れば、思い描いたお茶に仕上がらないこともあります。

時には、商品として届けることさえできなくなってしまう。

一杯の美味しいお茶の裏側には、そんな繊細で緊張感のある仕事があります。

茶葉から生まれる、幸せな香り

製茶の最盛期には、萎凋の状態を見守るために、何日も続けて夜通し作業をすることもあります。

十分に眠ることもできないまま、茶葉と向き合い続ける。

茶師の仕事は、決して楽なものではありません。

だからこそ、私たちはお茶を飲むたびに、その一杯ができるまでに費やされた時間や、茶師の方々の努力を思い、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。

そして、萎凋を経た茶葉からは、少しずつ美しい香りが生まれていきます。

花のような香り。果実を思わせる甘い香り。

茶葉から立ち上る香りが部屋いっぱいに広がり、その空間そのものが、心を癒やしてくれるような時間になります。厳しい仕事の先に生まれる、香り豊かな一杯。それもまた、台湾茶の魅力のひとつです。


一杯のために、心を込めて

茶苑CHA-ENは、皆さまに「美味しい」と感じていただける一杯をお届けするために、これからも一つひとつのお茶と丁寧に向き合っていきます。

茶園を訪れ、茶葉を見て、香りを確かめ、そして自分たちの舌で味わう。

そうして選び抜いたお茶を、皆さまのもとへ。

茶苑CHA-ENの一杯を、どうぞ楽しみにお待ちください。

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