お茶の葉を萎(しお)らせ凋(しぼ)ませる工程「萎凋(いちょう)」
最近は機械導入によりあまり使われなくなってしまった萎凋で使われる籠
摘み取った茶葉を一定の温度、湿度のもとで均一にならし、発酵を促す製茶づくりでは欠かせない大切なプロセス、萎凋。このプロセスでお茶に含まれる水分量を調整するため、毎晩休まず香りを嗅ぎながらお茶の発酵度を判断しながら室内の温度や湿度を調整する、とても神経を尖らせる大切な過程なのです。ここで調整を間違えてしまうと、思ったような味にならず売り物にならないのだとか。3日3晩寝ずに萎凋するなど、気が抜けない過酷な作業が行われています。美味しいお茶ができるまでに大変な努力と苦労があるのだと、お茶を飲みながら常々思います。感謝感謝。
萎凋後の茶葉には花のような、果実のような香り「萎凋香」が漂い、空間全体がとても幸せな香りに包まれます😌あたり一面お茶の香り✨
今年の春茶も徐々に入荷してきています。標高の高いところで作られる高山茶はまだ先になりそう。待ち遠しいです😌