TAIWANESE TEA

台湾好茶

華人 (中華系住民) は神農大帝 (古代中国の伝承に登場し、医薬と農業を司る神と呼ばれている)の時代からお茶を楽しんできました。その歴史は4500年に及び、お茶は今や私たちの生活の中に欠かせない飲み物になっています。

全体の面積が約3.6万平方キロメートルの台湾は、地形、土壌、気候、緯度など、どれも非常に恵まれており、茶葉の成長にぴったりの条件が揃っています。そんなお茶大国といえる台湾では、茶葉不発酵の緑茶、半発酵の烏龍茶、全発酵の紅茶など、多くのお茶が生産されており、それぞれ豊富な特徴があります。

台湾三大高山茶

まずは代表的な台湾高山茶です。海抜1000m以上の場所で栽培された茶葉から作られたものが「高山茶」です。中でも阿里山高山烏龍茶、杉林溪高山烏龍茶、梨山高山烏龍茶をまとめて「台湾三大高山茶」と呼ばれています。

阿里山高山烏龍茶は海抜10001600m、杉林溪高山烏龍茶は海抜14001800m、梨山高山烏龍茶は最高海抜20002600mの間の天空茶園で栽培されています。高山茶園は霧が立ち込め日照時間が短いため、新芽は柔らかく、葉は肉厚で、ペクチンを多く含みます。生産された茶葉は、うまみが凝縮され、苦味が少なくほんのり甘さを感じられます。また、台湾の山は様々な方角を向いているため、日照温度や湿度、雨量などが異なり、山一つ一つでそれぞれ特徴の異なるお茶を生産することができます。 

凍頂烏龍茶、鉄観音茶、文山包種茶

凍頂烏龍茶、鉄観音茶、文山包種茶は中国福建省から伝わり、150年以上の歴史があります。凍頂烏龍茶の色は澄んだ黄金色です。鉄観音茶は焙煎を繰り返す事により、熟した果実の香りと芳ばしさを引き立てます。文山包種茶は、旨味とさわやかな蘭の花のような香りがします。

東方美人茶

台湾特有の東方美人茶は新竹峨嵋鄉、北埔及苗栗一帶で栽培されます。ウンカと呼ばれる虫が食べた新芽を使用して生産することで、蜂蜜のような甘い香りがします。

金萱烏龍茶(台茶12)、四季春烏龍茶

金萱烏龍茶(台茶12)はミルクのような風味があります。四季春烏龍茶は生命力が強く、多い時は一年に6回も収穫する事ができます。

 

台湾紅茶

唯一無二の台湾紅茶と言われる紅玉紅茶(台茶18)は日本統治時代から40年以上も品種改良が重ねられ、シナモンや淡いミントの香りがする紅茶です。また、鮮やかな紅色で甘い蜜の香りが楽しめる蜜香紅茶も高級紅茶の一つとして世界中で愛されている紅茶です。

心を込めて作られた茶苑CHA-ENの台湾好茶(Taiwan Hao-cha)を通して、皆さまにささやかな感動と幸せをお届けできたら嬉しく思います。

台湾茶でホッと一息、心温まる幸せなひとときをお過ごしください。台湾茶でお茶をしよう