阿里山茶区 - 台湾屈指の高山茶生産地のご紹介

旧正月休みを利用して阿里山の石棹に遊びに行ってきました。実は阿里山は山のことを指しているのではなく「阿里山国家風景区」の地区の名称のことで、高山一帯を指しているんですね。日本でいう「北アルプス」みたいなものです💡この地域は台湾茶屈指の生産地でもあり、特に阿里山茶区は標高1000m〜1600mのところに位置し高山茶(標高1000m以上超えたところで栽培されたお茶)の生産量が台湾一なのです。本日はこの阿里山茶区の特徴やどのようなお茶が生産されているのかをご紹介いたします🌱

阿里山の茶畑の特徴 - なぜ阿里山がお茶の栽培に適しているのか?

①日照時間と寒暖差

阿里山では年間平均降水雨量が4000mmにものぼり、雨の日が実に年間平均209日なのでそうです。霧に包まれている日数に関しては240日ほどで、日中も朝晩は霧や雲に包まれており日照時間が短い厳しい自然環境となっています。そんな限られた日照時間の中で、茶樹は限られた時間内に活発に光合成を行います。また平地と比べても高いところに位置するので気温が低く、寒暖差も激しいので茶樹はゆっくりと成長します。これらの条件から、お茶の苦味、渋味成分であるカテキンの含有量が少なくなり、逆に甘味や旨味が茶葉に凝縮され、花の香りが豊かな透明感のある清らかな阿里山烏龍茶ができあがるのです。

雲に包まれていく阿里山

②土壌

世界の有名なお茶の生産地は北回帰線を挟む南北50㎞以内に密集していると言われています。その中に完璧に収まるのが阿里山茶区です。この環境で育ったお茶は、芽や葉が柔らかく、葉肉も厚く、栄養豊富になるのが特徴👀こうした恵まれた土壌環境で育ったお茶は、香りと味わいに深みがでて質の高い茶葉に成長するのです。


阿里山高山烏龍茶の特徴

香り:花香

形状: コロコロした半球形

お茶の色: 青っぽい

茶湯の色:透明感のある黄金色

発酵度: 発酵軽めの軽快(けいかい)なタイプ

品種: 青心烏龍(せいしんうーろん)種

阿里山茶区にはたくさんの茶農家さんがいます。後日また茶農家さんのことは詳しく紹介させてください😌それぞれの思いや質の高い茶園管理がどのようにされているのかなどまたお届けいたします!

阿里山で眺めた日の出。清々しい朝を迎えることができました

 

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